住みたいお部屋を見つけて申し込みをし、契約をする際には「入居審査」を受けなくてはいけません。
この入居審査を通過しなければ、残念ながらお部屋を借りることは出来ません。
【入居審査とは?】
入居審査とは、入居の申し込みをされたお客様が「お部屋の家賃をしっかり払っていける人物であるか」を主に審査します。
【入居審査は誰が行うの?】
賃貸の入居審査は、一般的には不動産会社と家主で行います。
借主が賃貸保証会社(家賃保証会社)を利用されている場合は賃貸保証会社も審査に加わります。
【入居審査にかかる日数は?】
審査は2、3日程度で終わるのが一般的です。長くても一週間以内には審査の結果の連絡が入ると思われます。
ですが、繁忙期に契約した場合は時間がかかってしまうこともあるかもしれません。
【入居審査の基準とは?】
一般的に賃貸の入居審査の基準は
① 年収(月収)
② 職業・勤務先
③ 連帯保証人
④ 人柄
主にこの4つが審査の対象となります。
① 年収(月収)
家賃は何年も前から「月収の3分の1」の金額が妥当だとされてきました。
月収が約20万円の場合→ 20÷3 = 6.5万円程度の家賃が妥当となります。
月収の3分の1を超える家賃の物件を契約しようとするのは困難であると思います。
物価の上昇や増税、ネット社会の現代では携帯電話やPC等の電子機器を複数台持つ方も増えてきました。
その中で月収3分の1の家賃では、生活にゆとりがなくなってしまうのではないでしょうか?
せっかく審査を通ることができ、夢のデザイナーズマンションに住むことが出来てもやはりゆとりがないと毎日を楽しめないと思います。
現実的には、月収が約20万円の場合→ 20÷4 = 5万円程度の家賃から物件を探す方が審査が通りやすいだけではなく、生活面でも安心というわけです。
家賃は「月収の4分の1」程度の金額を目安として考えましょう。
ご自身の年収に見合った物件を探し、飲み会等のお付き合いや趣味や貯金も楽しめるライフスタイルにしたいですね。
② 職業・勤務先
職業で人を判断するのは良いことではありません。
ですが、貸主は借主に家賃を払って貰えない、または払って貰えないまま逃げられてしまう可能性があるというリスクを背負っていることを考慮すると、安定した職業についているかの判断はどうしても避けられないものなのです。
医師、税理士、弁護士、建築士などの専門職や、公務員、大手企業に勤める方は有利だと言えるでしょう。
勤務先も大手の名の知れた勤務先であればあるほど、信用性が高くなり審査は通りやすくなります。
雇用形態も正社員がやはり望ましく、パートやアルバイトは収入が安定しないので貸主としては 不安要素のひとつとなり、審査が通らないない場合があります。
また、水商売も収入が安定していないことや(指名料などにより変動する)、昼夜逆転の生活で近隣との生活音でのトラブルに繋がるケースもあり、貸主によっては避けられてしまう場合があるのも事実です。
同じく肉体労度や運転を主とする職業(トラックやタクシーの運転手)も事故やケガのリスクが他の職業より高くなってしまうため、入院等で安定した収入が得られなくなる可能性があるので貸主さんによっては避けられてしまう場合があることは知っておきましょう。
③ 連帯保証人
連帯保証人とは、借主が家賃を払えなくなってしまった場合に「借主の代わりに家賃を支払う義務が発生する人」のことです。
家賃の滞納と夜逃げのリスクを貸主が回避することが出来るものなので、保証人は必ず誰かになって貰わなくてはいけません。
保証人はお金が絡む問題ですので、基本的には両親や兄弟などの身近な人物にお願いしましょう。
お願いした保証人に支払い能力がないと判断された場合(定職に就いていない、生活保護を受けている等)は保証人として認めることが出来ず、審査を通ることが出来ない場合があります。
どうしても保証人を立てられない場合は、賃貸保証会社(家賃保証会社)と契約をして保証人になって貰うことができます。
家賃保証会社はあくまでも、家賃の支払いが困難になった場合、本人に代わり立て替えて支払ってくれるというものですので借主の支払い義務がなくなるわけではありません。立て替えて支払ってもらった場合は必ず返済しましょう。
家賃の滞納は<貸主さんのみならず保証人になって頂いた方にも迷惑がかかります。
こういったトラブルを避ける為にも、支払いに無理が出ない物件を探すことが大切です。
④ 人柄
物件探しで営業マンと接している時の話し方や態度で、営業マンから見た印象が良くなったり悪くなったりすることがあります。
挨拶が出来ない、時間を守らない、タメ口で話す、身なりに清潔感がないなど、マイナスの印象を与えてはいけません。
不動産の方はお客様に素敵なデザイナーズマンションに住んで頂きたいと願っていますし貸主さんには良いお客様を紹介したいと考えています。
営業マンの方がこの人を紹介して大丈夫だろうか?と不安になってしまったら、審査は通らない可能性が高くなってしまいます。