デザイナーズマンションと言えば、コンクリート打ちっ放しの物件を想像する方も少なくはないと思います。
実際、一般的なマンションでコンクリート打ちっぱなしの物件というのはないのではないでしょうか？
デザイナーズマンションならではの、オシャレでスタイリッシュなコンクリート打ちっ放しのお部屋の魅力についてご紹介致します。
【コンクリート打ちっ放しとは】
コンクリート打ちっ放しとは、仕上げの工程（塗装・タイル・石材等）の工程をせず、コンクリートをむき出しのままの状態で仕上げる建築手法です。
コンクリートを型枠に流し込み、硬化させた後、型枠を外して表面を仕上げるのが一般的な鉄筋コンクリートの建築手法ですが、この表面の仕上げを省くことにより、コンクリートの美しさを際立たせたオシャレなコンクリート打ちっ放しの物件となるのです。
【コンクリート打ちっ放しの魅力】
デザイナーズマンションにおいて最も重要なのは、その優れた「デザイン性」です。
一般的なマンションでは味わうことの出来ない、コンクリート打ち放しという異色なデザイン、無機質なようで実はクールでオシャレなその空間は
そこにいるだけで毎日が楽しく、張りがあり、特別感や高揚感を与えてくれるものなのです。
1人の時間を満たされた気持ちで過ごせる魅力的な空間であり、また、ついお友達を招きたくなる空間であるのも、コンクリート打ちっ放しのお部屋の大きな魅力のひとつではないでしょうか。
【コンクリート打ちっ放しのメリット】
1.広い空間を作れる。
コンクリート打ちっ放しのお部屋は、コンクリートのその強度から柱が不要となります。
柱が不要になることで、広い空間を作り出すことが可能となるのです。カフェのように大きな窓や、広く開放的なリビング、家の中に幅を取る螺旋階段さえ作れてしまうのも、コンクリート打ちっ放しのお部屋ならではの醍醐味だと思います。
一般的なマンションでは、なかなか実現出来ない夢のようなお部屋を作ることが出来るのは嬉しい限りですよね。
木造の場合ですと、強度を確保する為にどうしても柱が必要となってしまいます。
この柱が、残念ながらどうしてもお部屋の重要な位置に配置されてしまう場合もあり、空間を広く保つことが難しくなってしまうのです。
2.防音性にとても優れている
近隣との騒音トラブルというものはよく耳にする話ですが、コンクリート打ちっ放しのお部屋ですと防音性に非常に優れている為、そういうトラブルとは無縁に過ごせるのではないかと思われます。
静かな空間で生活をしたい、どうしても近隣の生活音が気になってしまう方には特にオススメです。
趣味で音楽をやりたい、ホームシアターを作って映画を満喫したいという方にとっても高い防音性というのは、「音」に関するトラブルがなく安心して生活が出来る要素のひとつではないでしょうか。
3.壁紙を取り換える必要がない
たとえどんなにお部屋を綺麗に使っていても、壁紙は年月と共に汚れてしまうものです。
掃除をしても取れなくなってしまった汚れや破けてしまった壁紙は、そう簡単に取り換えることが出来るものではありません。
当然ですがコンクリート打ちっ放しですと、壁紙を取り換える作業が発生しませんので、こういった悩みや心配を持つことがありません。
4.耐火性が抜群
コンクリートは約1000℃の炎の中でも、約2時間は持ちこたえられる耐火性を兼ね備えています。
どんなに自分が気をつけていても、隣家で火災が発生してしまうこともあります。
そんな時、耐火性に優れているお部屋に住んでいることで危機を免れるかもしれません。
火災保険もコンクリートの物件はその耐久性が評価され、一般的に木造の物件より低めの料金で設定されています。（木造物件の約3分の1程度とされています）
コンクリートは耐火性のみならず、 耐久性・耐震性にも優れておりますので、安心して日常生活を送ることが出来ます。
5.インテリアの選択肢が広がる
コンクリート打ちっぱなしの空間ですと、インテリアを幅広く選択することが可能になります。
壁紙の色に左右されませんので、自分の思い通りの空間を演出することが可能となります。
コンクリートのグレー色は、実はどんな色にも合わせやすい色なのです。
重厚感を保つ為にインテリアも黒やグレーで統一するのも良いと思います。
そこに観葉植物の緑をプラスすることで、更にオシャレ感がアップするのでオススメしたいところです。
また、ちょっとこれは合わないかな？と思われる木目の床も、コンクリートの壁と合わせると高級な温かみが出るのです。
スタイリッシュな空間も、和風テイストな空間も、お客様の思い描く理想のお部屋を演出してくれるのは、コンクリート打ちっ放しのお部屋だからこそ、出来ることなのかもしれません。
様々なインテリアの例を参考にして、コンクリート打ちっ放しのお部屋の特徴を活かした、素敵な空間を作り上げたいですね。
