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小倉トースト

小倉トーストに惹かれるワケ

名古屋人にとっては、いろいろな名古屋ならではのソウルフードがあるとされていますが、名古屋人が心から愛してやまない名古屋の軽食を代表する食事と言えば、小倉トーストではないでしょうか。

 

小倉トーストというのは、そのまま読んで字の如くトーストに小倉アン、さらにバターやマーガリンを塗った軽食のことを指しています。

 

小倉アンの甘さとマーガリン、またはバターの塩辛さが何とも言えない味わい、ハーモニーをかもしだしているのです。

 

小倉トーストと言えば、このように食パンを焼いて、バターもしくはマーガリンを塗っただけなので自宅で簡単に作ろうと思っても、実際簡単に作ることが出来ます。

 

それでも名古屋の方々がわざわざ朝の忙しい時間に、しかも小倉トーストを食べに走るのかというと、そこにはまた名古屋独自の喫茶文化が根付いており、名古屋で注文するモーニングというのは、注文すると驚くらしいのですがサ-ビスで味噌汁やゆで卵やサラダだけでなく、さらにいろいろなものが付いてくるらしいのです。

 

このプラスアルファと小倉トーストの人気が相まって、名古屋にはモーニング文化というのが根付いていくのです。

 

ではこの名古屋メシ、名古屋喫茶メシを代表する小倉トーストは、一体どこでどのように誕生したのでしょうか?

 

名古屋でここまで小倉トーストが受け入れられた背景には、そもそも名古屋が名古屋城のおひざ元で、お茶文化が盛んであったからであると言われています。

 

そこで小倉スパなどで有名なお店で、イレギュラー的に小倉トーストが誕生したのかというと、それはそうではなくて実は名古屋の中心部「栄」にあった、某和菓子屋さんが発明してお客さんに提供したところ、とても好評だったのが小倉トーストの始まりであると言われているのです。

 

ちなみに東海地方は関西でもなく、もちろん関東ではありませんが、小倉トーストは関西で発売したところ好評であったのに、関東では全く受け入れられなかったという苦渋の歴史があります。

 

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