鞍馬サンドの独特の食感にはまる
鞍馬サンドといえば、噂のコーヒーゼリーと納豆のサンドイッチが有名です。辺境食べ物、
奇食などさんざんな言われようですが、食べてみると意外とはまる?という噂も。
鞍馬サンドは名古屋のデパチカグルメとしてブレーク。実際には三重県鈴鹿市の鞍馬サン
ドが開発した名物サンドイッチです。一説によると、新しい甘い味のサンドイッチを開発
中のオーナーが、納豆を生クリームに落としてしまい、それをサンドイッチにしたところ
から始まったとか。それにしても斬新なアイディアです。鞍馬サンドの納豆コーヒーゼリ
ーサンドの商品名は、醍醐といいます。
鞍馬サンドの納豆コーヒーゼリーは、昭和9年の夏には完成しているというのですから、
かなりのロングセラーと言えます。
鞍馬サンドの中身は、コーヒーゼリーと納豆、それに生クリームです。生クリームに納豆
の糸がからまり、独特の食感があります。納豆のニオイはコーヒーゼリーの香りで消され、
甘味があります。納豆の味があまりしないため、不思議なバランスが保たれています。
食べてみると、生クリームのきいたコーヒーゼリーの具材ですが、納豆が入っているので、
ネバネバ感があるという感じです。
鞍馬サンドが人気になり、自分でも作ってみたという人が投稿型レシピサイトにレシピを
アップしたり、じわじわと人気は広がっています。
納豆とコーヒーゼリー、生クリームとのバランスがとても大切です。納豆は少な目が基本。
多すぎると全体のバランスが崩れてしまいます。微妙なバランスで成り立つのが鞍馬サン
ドの基本です。納豆自体には醤油やからしなどで味付けはしません。コーヒーゼリーは、
あくまでも濃い目にしっかり入れたコーヒーを使います。ほろ苦さと香りが命です。生ク
リームな甘味をプラスしたものを使います。
サンドイッチは、パン、生クリーム、納豆を少量まぜたコーヒーゼリーを刻んだもの、生
クリーム、パンと重ねていきます。生クリームはしっかり目にはさむのが、自分で作る時
のコツです。