名古屋と言えばの食事
名古屋には関西でもない、もちろん関東でもない、名古屋にしかない名古屋独自の食文化があると言われています。
その名古屋独自の食文化や食事を総称して、名古屋メシとも呼ばれていますが、名古屋メシには他の県の追随を許さない、様々な種類の名古屋メシがあり、そんな名古屋メシを代表する食事として、観光客からも絶賛を得ているのが、なんと言っても名古屋メシ代表のひつまぶしなのです。
ひつまぶしというのは他県でもそのお店はほとんどないと思われるくらい、名古屋独特の食べ方です。
元々は名古屋に本店を持つ料理店が考え付いた料理名であり、登録商標もきちんと取得されています。
こちら元祖ひつまぶしのお店の食べ方としては、細かく刻んだウナギをご飯と混ぜ、一杯目は普通にそのままウナギ重としていただき、2杯目はそれにネギやワサビなどをお好みで混ぜて食べます。
3杯目はさらにそれに出汁をかけていただきます。
この元祖のお店以外では、例えばご飯の下に錦糸卵を混ぜている場合もあり、お店独自のアイデアを凝らしているところもあるようです。
ところでこのひつまぶしですが、なぜひつまぶしと呼ぶか知っているでしょうか?
一説によると関西では、うなぎを蛇に似ているからと「マムシ」とも呼んでいるそうです。
このマムシがなまってひつまぶしとなった説や、ご飯をついであるおひつの下にウナギをまぶしているからひつまぶしと呼ぶ説。
さらにウナギを散らすという事を「まぶす」と言いますが、この「まぶす」から取ってひつにまぶすイコールひつまぶしという説や、その他諸説あると言われています。
ひつまぶしの由来がどこから来たのか、それは定かではありませんが、一つだけ言えること…それはひつまぶしがどこに出しても恥ずかしくない、名古屋を代表する、いや世界に誇れる名古屋メシであるという事、さらにとにかく理屈抜きで美味しいということは、時代が変わっても変わりがないという事です。