恋の三社めぐりツアーのひとつ、縁結びの神木を見に行く
城山八幡宮は、名古屋市千種区城山町にある神社です。名古屋には、恋愛や縁結びのパワ
ースポットがあちこちにありますが、人気が高いのが城山八幡宮、高牟神社、晴明神社を
めぐる「恋の三社めぐり」ツアー。女性同士やカップルで、縁結びのお願いに周遊するの
がブームです。
この3つの神社は、どこから周っても順番はないのですが、各神社に有料のスタンプがあ
るので、3社分のスタンプを押した台紙を城山八幡宮に持っていくと、参拝記念品がもら
えます。
高牟神社には恋に効く霊水がわき、晴明神社は陰陽師の安部清明ゆかりの神社です。城山
八幡宮には、縁結びのご神木があり、この木のもとで出会った男女は結婚するなどの言い
伝えがあります。3社とも千種区にあり、アクセスが便利なことからも人気になっていま
す。
城山八幡宮の縁結びのご神木は、連理木と言われています。門を入って左手の参道を歩く
と、大きな連理木が見えます。
城山八幡宮の連理木は、アベマキの古木で、幹周りが4メートル近くあります。樹高15
メートルの大木で、名古屋市内では最大のアベマキです。連理木なので、根元から3メー
トルくらいのところで幹がいったん二つに分かれ、6メートルほどいったところでまた合
一しています。そしてそこから上に枝が伸びています。どんなに旱魃になっても、一度も
衰えたことがないとされ、吉兆のシンボルになっています。
「連理の契り」「連理の枕」と言った言葉がありますが、連理木は本来2本の木だったもの
や、二本に分かれていた枝が、伸びていって木目が通じ、癒着結合して一本になった状態
の樹木のことです。
城山八幡宮の縁結び御守は、人気のおみやげ品。叶う守という、御守袋と守護札のセット
に、願い事にあった天然石をバラで買って、中に入れて持ち歩くというのも、人気の商品
です。天然石はカラフルで小さいビーズのような大きさ。女子受けするアイテムです。
縁結び絵馬もあって、メッセージを書いて連理木に掛けてくるのが、お参りのハイライト
でもあります。